-GB Exchanger と 64Mbit Flash ROM -
ここまでで述べたように、GB ソフトの開発には実機は(とりあえずは)必要ないのですが、やはり完成したら
一度は実機で動かしてみたいところです。また、エミュレータ上と実機では動作が違うこともあり、
実際の動作や見た目を確認することは完成度を高める点からも大切です。
すでに国内で販売されていないのが残念ですが、PC のプリンタポートなどに接続し、作製した ROM ファイルを
Flash ROM カートリッジに書き込むアダプタがありました。写真は筆者所有の GB Exchanger です。
こうしたアダプタは他にもいくつか種類があるほか、自作されている方もいます。
アダプタ同様、書き込み可能なカートリッジも入手困難です。こちらも自作のものがあるようですが、それなりにハードルは高くなります。
書き込むハードウェアが揃ったら、書き込むためのツールも調達しなければなりません。
こちらはネット上に様々な書き込みハードをサポートしつつ、使い方も簡単なものがネット上でいくつか公開されています。
Mootan's Room 書き込み用ハード・ソフト等を公開されています。
近年、ネット販売で USB を介して直接書き込みできるフラッシュカートの販売などがあるようです。
EZ-FLASH や EverDrive などです。
USB であれば機種を問わず多くの環境で利用できるため最も便利なテスト環境といえます。
実機で実行するもう一つの手段としてエミュレータがあります。
といっても PC 上で動作するエミュレータではなく、GBA や DS 上で動作するものです。
これらは、やはりエミュレータなので完全に実機と同じというわけではありませんが
GBA に内蔵されている GB と共通のハードウェア機能(音源など)を使う場合は、PC 上でのエミュレータより実機に近いとも言えます。
GBAで動くGBエミュレータとしては Goomba Color
http://www.dwedit.org/ が最良でしょう。